このままだとどうなる? 震災漂流物の今を正しく知ろう。

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震災漂流物?震災がれき?海ごみ?
東日本大震災によって、多くの漂流物が海に流れだしました。それらがこれまでどうなったのか、そして今後どうなって行くのか、その他多くのギモンに対して詳しくご説明します。

どんなもの?どれくらい? 震災漂流物について知ろう!

そもそも、震災漂流物ってなに?

東日本大震災によって発生した津波により、東北沿岸部から海に流れ出た漂流物です。一般には震災がれき、あるいは洋上がれきともいわれていますが、震災で流出した、たくさんの思い出が詰まった、家や家財道具すべてを「がれき」と呼ぶことを避けています。

どこに行ってしまうの? いつごろ行くの?

既に米国の西海岸やハワイ諸島で、震災による漂流物が複数確認されています。日本政府が発表した最新のデータによると、 2012年12月中旬から大量の漂流物が北米沿岸部に到達するというシュミレーションです。しかし、漂流物の大きさや形、材質によって流される速さが異なるため、漂着予測は複数あり、対策などが難しいのが現状です。

具体的には、どんなものがあるの?

現在発見されている中で多いのは、漁業用のうきや断熱材などの発泡スチロールです。希に巨大な桟橋が漂着した例もあります。しかし震災による漂流物と特定することは難しくもあります。
一方で発見された漂流物の全てが震災によるものではありません。海岸に漂流してくるごみの7割は、町で発生し川を流れて海へたどり着く、つまり日常生活から発生したごみが海を汚す結果となっているのです。

それは、どのくらいの量があるの?

被災3県で生じたがれきのうち、150万トン程度が震災漂流物となったと推計されています。ただし震災漂流物の中には、既に陸に引き揚げられたものや時間の経過とともに海中に沈んでしまっているものもあると考えられるため、現在漂流しているものは、さらに少ない量であると考えられます。
環境省によると、北米大陸の西海岸に到達する量は2013年6月までに3万3000トンに達するとのことです。

誰が処理してるの? お金はかかるの?

自然災害による起因の場合、発生国に責任はありませんが、処理やそれに必要な費用は、漂着した国の自治体や地元のNPOやボランティアが作業を行っています。日本はアメリカやカナダと協力してこの問題解決を目指しています。政府間だけでなく、民間を含めた様々な対応が必要なため、日米NGOが連携を推進するための委員会が発足し、現状の調査や相互理解のためのシンポジウムを実施にむけて取り組んでいます。

アメリカ・オレゴンの環境NGO「SOLVE」ブリアナさん
-震災漂流物への対応について-

オレゴン州立公園と協働で、オレゴンの海岸16ヶ所にゴミの回収所のネットワークを構築し、震災漂流物への対策を進めています。ゴミの回収所は各州に無料で設置されています。

アメリカのNGO「Ocean Conservancy」ニックさん

日本の環境NGO JEANと数年前から協働で浜辺のごみ拾い活動を行なっています。また、JEANの震災漂流物に関する調査活動を支援しています。

どんなことが問題になるの?

震災漂流物の放射能汚染について心配されている方もいます。それ以外にも海鳥や魚が誤って食べたり、首にからまって窒息したりする事例もあります。また有害物質が海に溶ければ食物連鎖で最終的に私たち人間の体に入ってくることも考えられます。他にも、侵略性の外来種が生態系を脅かしています。ワシントンに漂着した桟橋には、日本で見られる海生物が約50種類付着しており、洗浄作業が行われました。

日本やアメリカなど、また各団体による これまでの活動レポート

ちいさなことから、いろいろあります わたしたちにもできること

身近な海で、ごみ拾い

海に漂流しているごみの7割は、街中で発生しています。
まずは、海に流れ出ないように、見つけたごみは拾い、各自で処理していくことが重要です。これが環境や生態系への悪影響をとどめる一歩となります。

各団体を支援する

この問題や東日本大震災復興支援に取り組んでいる団体を応援して、問題の早期解決を推進しましょう。

環境NGO JEAN

散乱ゴミの調査やクリーンアップを通じて、海や川の環境保全活動を行なっています。

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環境NGO JEAN

海ごみプラットフォーム・JAPAN

全国の海ごみに関する情報を収集・発信し、海ごみ問題への対応を促進しています。

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海ごみプラットフォーム・JAPAN

国際協力NGO ピースウィンズ・ジャパン

国内外の紛争や自然災害などによる緊急時に支援を届けている。3・11では翌日に被災地に入り支援を展開。

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国際協力NGO ピースウィンズ・ジャパン

国際協力 NGO海をつくる会

神奈川県横浜市の観光名所である山下公園前の海底清掃を機会に生まれたボランティアの市民団体。

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国際協力 NGO海をつくる会

NPO法人 パートナーシップオフィス

海岸に漂着あるいは地域内に散乱した災害起因物の回収処理に取り組むための諸活動のサポートを行っている。

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NPO法人 パートナーシップオフィス

海の環境NPO法人 OWS

海をとりまく自然とそこにすむ生きものたちを通して「自然に親しむ、自然を学ぶ、自然の大切さを伝える」活動を展開している。

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海の環境NPO法人 OWS

クリーンアップ蒲生

美しい渚を守るため一斉に散乱ゴミの調査と回収を行っている宮城県仙台市の市民団体。

KIDS NOW

公園や海岸などの清掃活動をおこなっている。

シンポジウムに行ってより詳しく理解する

2013年3月15日(金)東京、17日(日)仙台で震災漂流物の現状をお伝えするシンポジウムを開催しました。

シンポジウムについて詳しく見る

2013年3月17日 震災漂流物についてみんなで考えよう 日米NGO連携調査のシンポジウムを開催します

東日本大震災により生じた津波によって海に流出した洋上漂流物について、これまで米国等との政府間での情報共有や研究者間での連携が進められてきました。これに加え、民間団体間での連携を推進していくため、調査研究、情報の収集・整理、相互提供を図るため米国ハワイ州及びオレゴン州にて現地調査を行い、結果をお知らせするためのフォーラムを開催しました。
今後、国内・国外の民間団体等による連携活動が促進され、洋上漂流物の大量漂着時の迅速な対応と従前からある海洋ごみ問題の改善に向けた取り組みがより一層進められていくことを期待しています。

登壇者

鹿児島大学藤枝 繁 教授

Ocean Conservancyニコラス マロス

他、アメリカICCコーディネーター

  • ●オレゴン州 ブリアナ グッドウィン
  • ●アラスカ州 パトリック チャンドラ
  • ●ハワイ州 クリス ワロウェイ

プログラム

  • ●開会・挨拶(独立行政法人環境再生保全機構)
  • ●フォーラム主旨説明(一般社団法人JEAN)
  • ●現地調査報告(鹿児島大学・藤枝繁教授ほか)
  • ●米国ICC コーディネーターからの補足
  • ●従前からの海洋ごみ問題について
  • ●質疑及び情報共有
  • ●閉会・挨拶

シンポジウム概要(東京)

【開催日時】
3月15日(金) 13:30-16:30(受付13:00~)
【開催場所】
TKP スター貸会議室・四谷
東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル第2 会議室
【詳細】
http://tsunami.malipjapan.jp/file/130315_tokyo.pdf

終了しました

シンポジウム概要(仙台)

【開催日時】
3月17日(日) 14:00-17:00(受付13:30~)
【開催場所】
エル・パーク仙台6階ギャラリー
宮城県仙台市青葉区一番町4丁目11番1号
【詳細】
http://tsunami.malipjapan.jp/file/130317_sendai.pdf

終了しました

2012年8月4〜6日

日本とアメリカのNGO @アメリカ 日米NGOによる震災起因漂流物への対応に係るミーティング

震災漂流物が2012年秋以降大量に漂着することが予想されている北米西側海岸において、従来より海岸漂着物の回収活動などに取り組んでいるNGO等の関係者とどのような連携・協力が可能なのか意見交換を行いました。

参加者日本側:一般社団法人JEAN、海ゴミ研究プロジェクト/米国側:オーシャンコンサーバシー、ICCコーディネーター

2012年11月9日

環境省 @日本 東日本大震災による洋上漂流物の漂流予測中間結果の公表

環境省は、漂流物の形状によって海流や風圧流の影響が変わるため、漂流物の海面上・海面下の体積比率によって4パターンのシュミレーションを行い、漂流予測結果を公表しました

2012年11月21日

日本のNGO @日本 日米NGO連携推進のための検討委員会 第1回検討員会

北米大陸西海岸に漂着している漂流物について、既に政府間での協力・取り組みが行われているが、機敏性・柔軟性・地域密着性などの特徴を有するNGOが活躍できる場面であることから、日米NGOによる調査研究、情報の収集・整理・発信を行うことを目的に発足しました。

主催者:独立行政法人 環境再生保全機構

2013年2月14〜15日

日本のNGO @アメリカ 米国ハワイ州・オレゴン州ポートランド近郊における現地調査

北米大陸西海岸等における現状を日本国内の関係者に伝えるため、2013年1月にハワイ州、2月14~15日にオレゴン州ポートランド近郊において現地調査を行いました。

主催者:日米NGO連携推進等のための検討委員会

2013年2月16日

日本とアメリカのNGO @アメリカ 米国オレゴン州ポートランドでワークショップを開催!

日本からは被災地における支援活動の状況報告や、被災直後の海岸状況などを米国市民に伝えたいと考えています。米国からは、西海岸等における漂着状況把握、SOLVEによる取組み状況など一般市民からの質問受けを中心に、意見交換をおこないます。

主催者:日米NGO連携推進等のための検討委員会

2013年3月17日

日本とアメリカのNGO @日本 震災漂流物シンポジウム開催予定!

2013年3月15日(金)東京、17日(日)仙台で震災漂流物の現状をお伝えするシンポジウムを開催しました。日米NGOによる海外調査の結果や、一般の方も含めた今後の取り組みについて意見交換が行なわれました。

主催者:日米NGO連携推進のための検討委員会